フィギュア造形で使う材料の特徴
フィギュア造形で使う材料の特徴です。石粉粘土(ファンド)、スカルピー、ポリエステルパテ、エポキシパテが良く使われている材料です。その他にインダストリアルクレイ、油粘土、紙粘土を使う人もいます。
石粉粘土(ファンド)
- 安価
- 取り扱いやすい
- 軽い
- そこそこの強度
- 切削性が高い
- 盛って成形可能
- 水分を含むことで柔らかくなる
- 乾燥させることで硬くなる
- 安全性が高い
- 指や前髪など細い部分の造形は強度不足であまり向かない
スカルピー

- 高価
- 強度高め
- 切削性が悪い
- 盛って成形することに特化
- 温めることで柔らかくなる
- オーブンで焼くことで硬くなる
- 焼くときにガスが出るのでよく換気する必要がある
- なだらかな有機的な造形をしやすい
- 焼く前であれば気が済むまで成形できる
ポリエステルパテ(ポリパテ)

- そこそこ高価
- 強度が高い
- 切削特化
- 盛って成形するのは不得意
- 流動性がある
- 主剤に硬化剤を混ぜることで時間経過で硬化
- 臭い、よく換気する必要がある
- シャープな造形が得意でエッジを出しやすい
エポキシパテ(エポパテ)

- かなり高価
- 強度が高い
- 切削可能
- ある程度盛って成形可能
- 主剤と硬化剤を練り合わせることで時間経過で硬化
- 強度が高いため、指や前髪など薄い部分や細い部分の造形に向いている
フィギュア造形でどの材料がオススメ?
フィギュア造形が初めての方はまずファンドを使って造形を始めるのが良いと思います。安価で一番取り扱いやすいからです。
自分が使いなれている材料があればそれを使うのもありです。どの材料が使いやすいか全部試しに使ってみるのも良いと思います。
私の場合は1体目の原型はファンドで作り、2体目の原型はスカルピーで作りました。エポパテとポリパテは手や前髪の造形など部分的に使いました。
以上フィギュア造形で使う材料についてでした。