サーフェイサー塗装ざらつきの原因
以下の原因が考えられます。
- 吹き返しによる粒子の付着
- 塗料の濃度が濃い
- 塗装対象との距離を開けすぎている
原因を順番に見ていきましょう。
吹き返し
奥まった部分や凹凸のあるところを塗装する時に起きやすい。吹き付けた塗料が凹部分に対流して塗装した上からさらに粒子が付着することでざらざらになってしまいます。
塗料の濃度が濃い
濃度が濃い状態で塗装するとざらつきやすいです。すぐに乾燥してしまい、塗装にむらが出てしまいます。
塗装対象との距離を開けすぎている
エアブラシのノズルから塗装対象までの距離が離れすぎていると空気中で塗料の粒子が乾いて、乾いた粒子が付着してしまいます。そうすると表面がざらついた状態になってしまいます。
サーフェイサー塗装ざらつきの解決方法
以下の解決方法が考えられます。
- 吹き付ける方向を考える
- 塗料を薄める
- リターダーマイルドを入れて乾燥を遅らせる
- 塗装対象との距離を縮める
解決方法を順番に見ていきましょう。
吹き付ける方向を考える
塗装面の凹凸を見て谷になっている部分に沿って空気が逃げるように角度をつけて吹き付けると対流が起きにくくざらつきを抑えられると考えられます。塗装面に対してエアブラシを寝かしすぎると塗料が乗らなくなるので注意しましょう。塗装対象の形状によって変わってきますが、色々試して経験を積むのが良いでしょう。
塗料を薄める
うすめ液を加えて塗料濃度を薄くしましょう。少しずつ試し吹きして様子をみながらうすめ液を加えて、薄くしすぎに注意しましょう。
リターダーマイルドを入れて乾燥を遅らせる
リターダーマイルドを入れると塗料の乾燥を遅らせることができます。筆塗りで使いますが、エアブラシ塗装でも効果があります。乾燥を遅らせることでむらの少ない面に仕上がります。入れすぎは良くないので注意しましょう。
塗装対象との距離を縮める
エアブラシを塗装対象に近づけて塗装します。近づけて塗装することで塗装表面が塗料で濡れた状態になって乾燥までの時間が延びるのでむらなく塗装できます。5cmくらい離して塗装しています。エア圧や塗料の濃度によっても変わってくるので色々試してちょうど良い距離を見つけてみましょう。
サーフェイサー塗装ざらついてしまった場合の修正
気を付けて塗装していてもざらついた面になってしまうことがあります。そのときは乾燥してから#1000番以上の耐水ペーパーや神ヤスなどで表面のざらつきを指の感覚で確認しながら少しづつ撫でるようにペーパーがけしてざらつきが無くなってから再度塗装し直します。
以上サーフェイサー塗装ざらつきの原因と解決方法、最後に修正方法でした。うまく下地処理をして綺麗な塗装に仕上げましょう。